てぃーだブログ › 工事現場監督

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Posted by TI-DA at

2011年06月10日

住宅は地盤調査で強さが変わる。

東日本大震災の時に液状化で家が傾いた例もあり、
新築の際は適切な補強が重要であることが再認識されました。
しっかりとした地盤の調査の必要性が感じられるところです。

仮に地盤が弱い場合であっても支持する地盤の位置がわかれば、
そこまで杭を打つなどの適切な処置を行うことができます。

住宅を新築する際には事前に地盤の検査が必要不可欠です。
従前地からの予測の他、実際に行っていく事として地層の分布や配列、
固さ等地盤の物理的・化学的な性質や地下水の状態に関しての調査が挙げられます。
ただ正確にどこの土地でどのような形で建てるのかさえ決まっていない状態であれば
地盤検査の意味はあまり無いと言ってもいいでしょう。

住宅のプランを作って配置を決め、それにあった場所で調査をすることが重要です。
住宅の下の地形にあわせて補強するかを決めるためです。



木造住宅の場合はスエーデン式の地盤調査で、地盤の強さを測定します。
4・5万円ぐらいのコストで建物の四隅と中心の5箇所を測定します。
同時に測量を行う場合もあります。
鉄骨やコンクリートの構造は重いのでボーリング調査が必要になります。
1Mあたり1万円ぐらいのコストで、15Mぐらいサンプルをとります。
軟弱な地盤であれば25M以上サンプルをとる場合もあります。

建築物の正確な四隅から算出したデータに則り
基礎工事や改良工事を進めていく必要がある為位置が決定されない以上は
正確なデータは測定出来ないのです。
そうでなければ地盤保険を受ける事さえも出来ません。

家が建つ前提が地盤であり
私達個人で出来る地震対策も
地盤の検査依頼から始まるのではないでしょうか。

素人の場合データを読むのはわかりにくいので、
プロの解説をしてもらうのがもっとも確実でやさしいですが、
かならず地盤調査報告書には
その地盤の強さや地質などのわかりやすい解説がついているので、
その説明書を読むことが大事になります。  


Posted by スカイワーカー at 16:31Comments(0)地盤調査の必要性

2011年06月08日

外壁に苔が生える原因と対処



建築物の外壁は経年や環境により当然のように劣化していきます。
コケやヒビ割れ、塗装の剥離等が見られるようになったら
一度検査を依頼する事を強くお勧めします。
ヒビ割れの部分から雨水が浸入したり
建物の外壁の一部が崩落するなど
等放っておくと建物の劣化を更に進めてしまう可能性がある為です。

苔の原因は胞子の飛散により養分のついた外壁に苔がつくもので、
日当たりの悪い面のでこぼこした表面の形状の外壁ということになります。
周囲の状況で日当たりの悪い北側に苔がある家が見られますが、
風通しがほかの家よりも悪いと見えなくてもついている現象があります。

でこぼこした面に近所からの養分がついて近所の苔の胞子が運ばれた。
ということですから、洗浄するのがベストであるといえます。

周囲の環境は自分でもどうすることもできないので、
予算があれば胞子のつきにくい凹凸の少ない
コーティングの外壁にリフォームすること。

予算がなければ洗浄してカビ取りの薬品をつかいます。
このときは高圧洗浄で壁が割れないように圧力調整をします。
洗浄に耐えられないほどもろい外壁、ヒビの入りそうな外壁の場合は
外壁が壊れないように事前に良く考えることが必要ということです。

近年の住宅は外壁の塗装技術の進化により
外壁のアフターメンテナンスは以前よりしやすくなっています。
特殊なコーティングで汚れ落ちの良い外壁が普及したためです。

新築の場合はあらかじめ汚れ落ちの良い強い外壁を選ぶことで
アフターメンテナンスを軽減できるということです。

それでも、窓の下などの雨だれはつきます。
原因は空気中の粉塵が降り積もって蓄積し、
それが雨によりまとまって流されて筋になったものです。
これは外壁のクリーニングで落とすしかありません。
空気を汚した人にクリーニング代を請求できれば良いのですが、
それも現実的に無理なところです。

家電でも車でも家も一緒で、汚れなどのメンテナンスは
自分で行うことが常識です。
大事な資産は自分で守らなければならないということです。

外壁の種類により検査の方法も様々なので、
専門家に見てもらい必要があれば早い段階で修繕を行っていきます。

木製の外壁ならば3年程度の定期的なチェックを行うのが最善であり、
鉄部も腐敗させてしまって余計な修繕費がかかる前に状況を把握する必要があります。
建物の外壁は私達を自然災害から守ってくれる大切なものでもあるので
相談しながらしっかりと管理したい所です。

  


Posted by スカイワーカー at 16:37Comments(0)外壁の汚れ