てぃーだブログ › 工事現場監督 › 外壁の汚れ › 外壁に苔が生える原因と対処

2011年06月08日

外壁に苔が生える原因と対処

外壁に苔が生える原因と対処

建築物の外壁は経年や環境により当然のように劣化していきます。
コケやヒビ割れ、塗装の剥離等が見られるようになったら
一度検査を依頼する事を強くお勧めします。
ヒビ割れの部分から雨水が浸入したり
建物の外壁の一部が崩落するなど
等放っておくと建物の劣化を更に進めてしまう可能性がある為です。

苔の原因は胞子の飛散により養分のついた外壁に苔がつくもので、
日当たりの悪い面のでこぼこした表面の形状の外壁ということになります。
周囲の状況で日当たりの悪い北側に苔がある家が見られますが、
風通しがほかの家よりも悪いと見えなくてもついている現象があります。

でこぼこした面に近所からの養分がついて近所の苔の胞子が運ばれた。
ということですから、洗浄するのがベストであるといえます。

周囲の環境は自分でもどうすることもできないので、
予算があれば胞子のつきにくい凹凸の少ない
コーティングの外壁にリフォームすること。

予算がなければ洗浄してカビ取りの薬品をつかいます。
このときは高圧洗浄で壁が割れないように圧力調整をします。
洗浄に耐えられないほどもろい外壁、ヒビの入りそうな外壁の場合は
外壁が壊れないように事前に良く考えることが必要ということです。

近年の住宅は外壁の塗装技術の進化により
外壁のアフターメンテナンスは以前よりしやすくなっています。
特殊なコーティングで汚れ落ちの良い外壁が普及したためです。

新築の場合はあらかじめ汚れ落ちの良い強い外壁を選ぶことで
アフターメンテナンスを軽減できるということです。

それでも、窓の下などの雨だれはつきます。
原因は空気中の粉塵が降り積もって蓄積し、
それが雨によりまとまって流されて筋になったものです。
これは外壁のクリーニングで落とすしかありません。
空気を汚した人にクリーニング代を請求できれば良いのですが、
それも現実的に無理なところです。

家電でも車でも家も一緒で、汚れなどのメンテナンスは
自分で行うことが常識です。
大事な資産は自分で守らなければならないということです。

外壁の種類により検査の方法も様々なので、
専門家に見てもらい必要があれば早い段階で修繕を行っていきます。

木製の外壁ならば3年程度の定期的なチェックを行うのが最善であり、
鉄部も腐敗させてしまって余計な修繕費がかかる前に状況を把握する必要があります。
建物の外壁は私達を自然災害から守ってくれる大切なものでもあるので
相談しながらしっかりと管理したい所です。


Posted by スカイワーカー at 16:37│Comments(0)外壁の汚れ
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。