てぃーだブログ › 工事現場監督

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Posted by TI-DA at

2011年06月17日

木造軸組みの検査について

日本の木造住宅の建築に関してはとてもポピュラーな木造軸組構法。
木造枠組壁構法では壁や床等の面材で支えますが
木造軸組壁構法では木の柱や梁等を軸にして建築を進める為
基盤となる軸組みの検査は建築の際は必ず行われる検査の一つです。

木造軸組み検査においては全ての軸組みに対して
金物の取り付け状況や打ち付け方法、
ボルトの締め付け状態等を厳密にチェックしていきます。


(写真は桧4寸角無垢の柱にホールダウン金物、耐震ナッター)

震災など地震への不安により、
耐震の補強への関心が深まり、壁や筋交いが増える傾向にあります。
ボルトやナットなどの金物も耐震ナッターなどが使われるようになりました。
耐震ナッターはナットの中にゴムやスプリングがあるもので、
度重なる地震や余震でもナットが緩まないという特徴があります。
耐震ナットの場合、締まり具合の検査ではゴムをつぶしながら
きちんと締められているところを確認します。
耐震ナットではない場合は締められた部分に印をしてもらい、
工務店に全数の自主検査を行ってもらいましょう。

火事に弱いと捉えられやすくつい敬遠されがちな木造住宅ですが
木軸の深部が燃えてしまうまでの時間が鉄骨に比べ長い為
軸組み自体とその検査さえしっかりと行われていれば
一概にそうだとは言い切れない部分もあります。

日本に古くから伝わる伝統的なつくりかたで
神社仏閣の木造建築も度重なる地震を耐え抜いてきました。
木造在来工法は今後も長く使用されていくであろう工法だと言えます。  


Posted by スカイワーカー at 18:18Comments(0)木造軸組みの検査について

2011年06月13日

沈下しない住宅の基礎の鉄筋工事の検査の方法



家の基礎になる部分の検査は現場での検査と
図面での検査で行います。

施主ができそうな検査は図面上で基礎の仕様を確認すること
木造であればべた基礎になっていることを確認。
べた基礎は平らに基礎をつなげて打つことで
少なくとも一部分が沈下したりすることを防ぐことができます。

あとは現場での鉄筋工事は配筋の検査でおこないます。
主には鉄筋の間隔と太さ、捨てコンクリートと呼ばれる
鉄筋下のコンクリートからの距離を測ります。
メジャーがなければ均等になっているか、
きちんと綺麗に鉄筋が下から離れて設置されているかを見ます。
この距離が基礎の強さに大きく関係するからです。

配筋の検査とは鉄筋コンクリート造の建築物設計において
正しく鉄筋が配置されているかを調査する手続きの事です。
鉄筋の位置を決定する事を配筋といい
柱や梁、壁それぞれの鉄筋の配置や寸法、
種別などを示した図面を配筋図といいます。

配筋検査はこの配筋図に基づいて現場責任者が調査を進めていきます。
一般的には家に住む上で配筋を気にする方は
あまりいらっしゃらないと思いますし
簡単に目視で確認が取れるものでもありませんよね。
ただ建築の段階では鉄筋を基本にしてコンクリートの量等を決定していきますので

配置や寸法に関しては耐久性や強度関わる重要な検査の一つです。
ここで瑕疵があると崩落等の危険性が高まりますので確実な検査が求められます。  


Posted by スカイワーカー at 16:22Comments(0)配筋検査